基板と基盤は一体なにが異なるのでしょうか?基板のことを基盤と表記する場合が有りますがこれは誤りです。
そもそも基板と基盤では意味が異なるようです。
まず基盤とは物事の基礎や基本となる事柄や組織のことをいいます。一方で基板はプリント基板のことを指します。
ではプリント基板の定義ですが、 「絶縁体でできた板の上や内部に、導体の配線が施された(だけの)もの。 電子部品が取り付けられる前の状態」を指すそうです。
因みにプリント基板を英語ではprinted wiring boardと表記します。
またはP板などとも言います。PWB(printed wiring board)は実装されていない生基板を指し、PCBは実装された状態の基板を指すようです。また生板、生基板、ベアボード、ユニットなど基板には様々な呼び名があります。
おそらくパソコンの字の変換では基盤が真っ先出るため基板=基盤という認識が広まってしまった側面もあるようですが、もしかすると配電盤のど電気に関係する言葉も基板=基盤のイメージを助長させたのかもしれませんね。
プリント基板に関する用語大まかにまとめてみます。
■プリント回路 (printed circuits)
プリント配線、搭載(プリント)部品から構成される回路のこと。
■プリント配線 (printed wiring)
回路設計を基に部品それぞれを接続する為にパターンを基板の表面または内部にプリントによって形成された配線、または技術のこと。
■プリント回路板 (printed circuit board)
プリント回路を形成したもの。
■プリント配線板 (printed wiring board)
プリント配線を形成したもの。
■プリント板 (printed board)
プリント配線板の略称です。